発注者と受注者で専門領域が異なる場合が多いシステム開発においては、関係者の頭の中はわからないことだらけになりがちです。
しかもその「わからないこと」の中には、「システム開発会社にはどうやって依頼するの?」「複数社からの提案のどこを見て発注先を選べばいいの?」(以上発注者)、「発注者からどういった資料の支給を受ければいいの?」「どんな提案なら受け入れられるの?」(以上受注者)といった、根本的なものも含まれます。
この状態は危ういものであり、認識のズレが役に立たないシステムを生み出してしまうことに繋がることがありますし、最悪の場合には訴訟問題にまで発展することもありえます。改善のためには、システム開発に関わるすべての人々の立場を超えた共通認識の充実とリテラシーの向上が必要といえるでしょう。
本書は、そうしたニーズに応えるべく、受注者側/発注者側のいずれの目線にも偏らず、俯瞰的にシステム開発業務の全体像とポイントが理解できるように、丁寧にわかりやすく解説しています。
「欲しいシステムを手に入れること」「顧客が本当に欲しがっているシステムを具現化すること」を目指すすべての人々におすすめできる一冊です。
タイトル | 1週間でシステム開発の基礎が学べる本 |
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著者 | 増井 敏克(増井技術士事務所 代表) |
価格 | 2,618円(2,380円+税) |
ページ数 | 272ページ |
出版社 | 株式会社インプレス 本書のサポートページ |
発売日 | 2023-06-21 |
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