SNSやメッセージアプリに押されている印象のメール。しかし、ほとんどのSNSやWebサービスのアカウント作成にはメールが必要です。ビジネスシーンでは、メールで連絡をする人がまだまだたくさんいます。
つまり、システムやサービスの開発・運営において、メールはいまでも不可欠なインフラなのです。
ところが、メール技術全般について体系立てて説明された情報源は、いつの間にかほとんどなくなってしまいました。結果として実務の現場は、必要な知識だけをインターネットで調べたり、先輩に聞いたりして、「その場をしのぐ」「綱渡り状態」になっているのが実態です。
そのような状況では、システムやサービスの開発・運用に不安が残ります。障害発生などのトラブル時には、原因を特定するだけでも苦労するでしょう。加えて、近年はセキュリティの観点からもメールを軽視できません。
本書では、メール技術の歴史や、メールサーバーを構築するための手順、迷惑メールを防ぐための取り組みまで、体系的に整理して解説しています。
メールサーバーの構築をするエンジニアの方、メールマガジンの配信・管理などをしている管理者の方はもちろん、さまざまなシステムやサービスと関わる方に役立つ、いざというときに便利な1冊です。
目次
- 第1章 メールが相手に届くまで
- 第2章 送受信に使われるプロトコル
- 第3章 メールサーバーの構築とDNSの設定
- 第4章 ファイルの添付とHTMLメール
- 第5章 スパムメールを防ぐ技術
- 第6章 メールの暗号化と署名
- 第7章 メーリングリストとメールマガジン
書籍の概要
タイトル | 実務で使える メール技術の教科書 |
---|---|
著者 | 増井 敏克(増井技術士事務所 代表) |
価格 | 2,618円(2,380円+税) |
ページ数 | 304ページ |
出版社 | 株式会社 翔泳社 |
発売日 | 2024/2/21 |
Amazon | Amazonで購入 |